麻雀点数計算

麻雀の待ちの種類 - 両面・嵌張・辺張・単騎・シャンポンを解説

2026年3月4日 17:38

両面待ち(リャンメン) ── 麻雀の「正解」

四萬と五萬を持っている。三萬が来ても和了、六萬が来ても和了。2種類×各4枚=最大8枚。これが両面待ち。5つある待ちの形の中で、受け入れ枚数が圧倒的に多い「王道」です。

符は0符。ピンフの成立条件にもなっています。「テンパイしたら両面で待てるように手を進める」。これが麻雀の手作りにおける最も基本的な方針であり、上級者になっても変わらない鉄則です。そのために、手牌の中で連続した数牌(ターツ)をなるべく多く残し、孤立牌から先に切っていく。

ただし両面にも「質の差」があります。四五で三六を待つ両面と、二三で一四を待つ両面では、山に残っている枚数が違う。真ん中寄りの両面ほど受け入れが豊か。待ちの形だけでなく「何で待つか」まで意識できるようになると、和了率がぐっと上がります。

四萬
五萬

嵌張待ち(カンチャン) ── 穴を埋める快感

一索と三索。間の二索が来れば順子が完成する。受け入れは1種類4枚で、両面の半分。符は2符。数字だけ見れば両面に劣りますが、嵌張には嵌張の魅力があります。

それは「手変わり」の余地。一索・三索の嵌張は、二索を引けば完成ですが、四索を引けば三索・四索の両面に変化する。つまり嵌張は「今すぐ使える形」であると同時に「もっと良い形に化ける可能性を秘めた形」でもある。序盤〜中盤なら、嵌張ターツは十分に持つ価値があります。

テンパイで嵌張待ちになった時、リーチするかどうか。先制テンパイなら嵌張でもリーチが有利なことが多い。でも巡目が遅ければ手変わりを待つ選択も。この判断が問われる場面こそ、麻雀の面白さの核心です。

一索
三索

辺張待ち(ペンチャン) ── 端っこの苦しみと意外な光明

一筒・二筒で三筒を待つ。または八筒・九筒で七筒を待つ。数牌の端でしか待てない、5つの待ちの中で最も扱いにくい形です。嵌張と違って両面への変化も望めない。受け入れは1種類4枚、符は2符。

手作りの段階では、辺張ターツ(1-2や8-9)は他にターツが足りていれば優先的に切ってしまうのが定石。「ペンチャンを外す」という表現は、麻雀の基本手順として頻繁に使われます。

ただし、辺張にも光明はある。三や七は比較的「安全牌」として切られやすい牌です。他家がリーチに対してオリる場面で、端寄りの牌を選んで切ることは多い。つまり辺張待ちは、意外と出和了りしやすい場面がある。先制テンパイなら、辺張でもリーチする価値は十分にあるのです。

一筒
二筒

単騎待ち(タンキ) ── 読めない、だから怖い

4面子がすべて完成していて、残り1枚で雀頭を作る。受け入れは最大3枚(自分が1枚持っているので4−1=3)。数字上は最も狭い待ちですが、単騎には数字では測れない強さがあります。

それは「読まれにくさ」。他家から見て、あなたが何で単騎待ちしているかは、ほぼ推測不可能。特に字牌の単騎は恐ろしい。場に1枚も出ていない字牌を単騎で待つ「地獄単騎」は、終盤に不要な字牌を切った他家を刺す鋭い刃になります。

符は2符。七対子の最終待ちも実質的に単騎です。テンパイ時に待ち牌を選べる場合は、場に切られていない牌、あるいは他家が終盤に手放しそうな牌を選ぶのがコツ。受け入れの狭さを「読みにくさ」で補う、玄人好みの待ちです。

發

双碰待ち(シャンポン) ── 2つの可能性を同時に追う

三萬が2枚、北が2枚。三萬が来れば三萬の刻子で和了、北が来れば北の刻子で和了。2つの対子のどちらかが刻子になれば完成する、いわば「二刀流」の待ちです。受け入れは合計最大4枚(2種類×各2枚)。

待ちとしての符は0符。しかし和了すると必ず刻子ができるため、面子の符が高くなりやすい。么九牌のシャンポンで暗刻が完成すれば8符。結果的に40符以上になることも珍しくない。対々和との相性は抜群で、刻子系の手ではこの待ちが頻出します。

シャンポンの面白さは「どちらが先に出るか」という二択のスリル。場に1枚切れの字牌と、まだ見えていない数牌のシャンポンなら、字牌の方が出和了りしやすい。残り枚数と場の状況を天秤にかけながら、2つの可能性を同時に追いかける。この感覚は、シャンポンでしか味わえません。

三萬
三萬
南
南

まとめ ── 待ちの形が和了率を決める

両面0符・双碰0符・嵌張2符・辺張2符・単騎2符。符の差はたった2符ですが、和了率の差は歴然です。両面の和了率が約50%とすれば、嵌張は約30%、辺張はさらに低い。テンパイの段階で両面を選べるなら、それが最善の選択であることがほとんどです。

ただし「良い待ち」は状況で変わる。山に大量に残っている牌なら嵌張でも和了率は高く、逆に他家が使い切った牌なら両面でも和了できない。「形」だけでなく「残り枚数」まで意識した待ち選択ができるようになった時、あなたの和了率は目に見えて上がります。

待ちの形は、手作りの「結果」であると同時に「目標」でもある。「この手を両面で待てるように仕上げるには、今何を切るべきか」。その問いを常に持ちながら打つことが、麻雀上達への最短ルートです。

この記事を共有