平和(ピンフ)
Pinfu
解説
「符が付かない美しい手」として設計された門前役。全て順子で構成し、雀頭が役牌以外、待ちが両面待ちという3つの条件を同時に満たす必要がある。ロン和了は常に30符、ツモ和了は例外的に20符固定となる。タンヤオ・リーチ・一盃口など多くの役と自然に複合するため、門前手作りの基本中の基本。メンタンピン(門前+タンヤオ+ピンフ)は麻雀の黄金パターン。
成立条件
- ●門前であること(鳴いていないこと)
- ●4面子すべてが順子であること
- ●雀頭が三元牌・場風牌・自風牌でないこと
- ●待ちが両面待ちであること
牌の例
コツ・ポイント
初心者が最もやりがちなミスは、カンチャン待ちやペンチャン待ちでピンフを申告してしまうこと。ピンフは「両面待ち限定」。また、雀頭が場風や自風と一致する場合もピンフ不成立。手牌の形だけでなく、待ちと雀頭の両方を確認する習慣をつけよう。
4つの条件をまとめて覚える
平和は「符が1つも付かない形」を役にしたもの。条件は4つで、門前であること、面子が順子4つであること、雀頭が役牌(三元牌・自風・場風)でないこと、待ちが両面であることを同時に満たす必要がある。 刻子や槓子があると符が付くので不成立。カンチャン・ペンチャン・単騎・シャンポン待ちも符が付くため不成立になる。逆に言えば「順子4つ+役牌以外の雀頭+両面待ち」とだけ覚えておけばよい。
符と点数の計算が特別になる
平和は符が付かないため、ロンのときは基本の20符に門前ロンの10符を足して30符、ツモのときはツモの2符を足さず20符固定として扱う。これが「ピンフ・ツモは20符」と言われる理由。 具体的には、平和のみのロンは30符1翻で子1000点・親1500点。平和とツモで2翻になると20符2翻で、子なら400・700の計1500点、親なら700オールの計2100点になる。リーチと重ねると打点が伸びやすく、門前の主力になる役。
なぜ初心者がつまずくのか
原因のほとんどは雀頭と待ちの2点。自風や場風の牌を雀頭にしてしまうと、その牌は2符が付くため平和にならない。南場の南、自分が東家のときの東などは特に間違えやすい。 もう1つは待ちの形。たとえば3・4を持って2または5で和了できる形は両面だが、4・6を持って5待ちはカンチャンなので平和にならない。テンパイしたら「雀頭は字牌じゃないか」「待ちは両面か」の2つを確認する習慣をつけたい。
よくある疑問
連風牌(ダブ東など)を雀頭にした場合は平和になりますか?
なりません。自風・場風・三元牌はいずれも符が付く牌なので、雀頭にすると平和は不成立です。
平和とツモが重なると何符になりますか?
20符として扱います。ツモの2符は加算しません。20符2翻なので、子は400・700、親は700オールです。
鳴いても平和になりますか?
なりません。平和は門前限定の役です。チー・ポンをした時点で成立しなくなります。