2026年3月4日 17:38
ロンとは、他家の捨て牌で和了すること。そしてロンの最大の特徴は「放銃者が1人で全額を支払う」という苛烈さにあります。子の満貫ロンなら8000点を、放銃した1人だけが払う。残りの2人はノーダメージ。つまり、1枚の牌を切る判断を間違えただけで、自分だけが大出血するのです。
だからこそ「放銃しない」ことが麻雀の守備の基本になります。満貫ロンで-8000点、跳満なら-12000点。たった1局で、コツコツ積み上げた点棒が吹き飛ぶ。「安全な牌を選んで切る」「危険を感じたら攻撃をやめてオリる」。この守備意識が、長い目で見た勝率を大きく左右します。
なお、同時に2人以上からロンされる「ダブロン」は、ルール次第で認められたり認められなかったり。認められない場合は「頭ハネ」で、放銃者の上家に近い方だけが和了します。
子がツモ和了すると、残り3人全員が支払います。ただし親は子の2倍。子の満貫ツモ(合計8000点)なら、親が4000点、子2人がそれぞれ2000点。これを「2000/4000」と書きます。スラッシュの前が子の支払い額、後ろが親の支払い額。
ツモの面白いところは、和了者の収入がロンと同じ(あるいはツモ1翻分だけ高い)なのに、痛みが3人に分散されること。ロンは1人が8000点丸被り、ツモは3人で分担。やられた側の心理的ダメージが全然違います。でも和了者の得は同じかそれ以上。「ツモは攻め得」と言われるゆえんです。
「1000/2000」「2000/4000」「3000/6000」──実戦で何度も耳にするこの数字の並びを、自然に口にできるようになった時、あなたは確実に麻雀の一歩先へ進んでいます。
親がツモ和了すると、子3人が全員同額を支払います。親の満貫ツモなら「4000オール」。子3人がそれぞれ4000点ずつ、合計12000点の収入。子の満貫ツモが合計8000点なのに対して、親は12000点。この1.5倍の差が、親番の価値そのものです。
親の跳満ツモは「6000オール」で合計18000点。倍満ツモなら「8000オール」で合計24000点。もうこの辺りになると、半荘の結果を一撃で決定づける威力。ラス目だった親が満貫をツモった瞬間、一気にトップ争いに返り咲く──そんな逆転劇を、麻雀では何度も目にすることになります。
親は子の1.5倍の点数をもらえる。麻雀のルールの中で、最も重要な非対称性です。子の満貫ロンは8000点、親なら12000点。跳満は子12000点、親18000点。この差が、麻雀に「攻めるべき局」と「守るべき局」のメリハリを生んでいます。
親番は「攻めの局」。和了すれば高い点数がもらえる上に、親番が続く(連荘)。安い手でも和了して親番を維持し、次の局で高い手が入るのを待つ。親番をどれだけ活かせるかが、トップ率に直結します。
子の立場からすれば、親に好き勝手させるわけにはいかない。自分が和了して親番を流すか、放銃しないように守って親の攻撃をしのぐか。この「親を止める」という意識も、麻雀の勝率を左右する重要な要素です。
点数計算の最終結果で100点未満は切り上げます。1920点→2000点、3840点→3900点。常にプレイヤーの「得」になる方向に丸められる。おかげで実戦で扱う点数はすべて100点単位のきれいな数字になり、点棒のやり取りがスムーズに進みます。
注意したいのは、4翻30符の子ロン7700点を8000点(満貫)に切り上げる「切り上げ満貫」は、この100点単位の切り上げとは別のルールだということ。100点未満の切り上げはどのルールでも共通ですが、切り上げ満貫は採用しないルールもあります。本サイトでは両方とも採用しています。