麻雀点数計算

符計算の簡単な覚え方 - 語呂合わせとパターンで暗記するコツ

2026年3月10日 10:01

安心してください ── 覚えることは思ったより少ない

符計算、難しそう……」。その気持ち、よくわかります。面子の符に待ちの符、雀頭の符にツモ符。項目だけ並べると、いかにも覚えることが多そうに見える。でも、実はそうでもありません。

まず、5翻以上なら符は完全に不要。満貫・跳満・倍満と、翻数だけで点数が決まります。ピンフツモは20符固定、七対子は25符固定。つまり符計算が本当に必要なのは「1〜4翻で、ピンフでも七対子でもない手」だけ。実際に打ってみると、全体の3〜4割程度でしょうか。残りは「知らなくても困らない」のです。

そしてその3〜4割の中でも、出てくる符は30符か40符がほとんど。この2つさえ見分けられれば、実戦で困ることはまずありません。完璧を目指す前に、まず「よくある2パターン」を押さえる。そこから始めましょう。

面子の符 ── 掛け算ひとつで全部わかる

順子は0符。これは一瞬で覚えられます。問題は刻子と槓子。でもここにも美しいルールがあります。基準は「中張牌(2〜8)の明刻で2符」。ここから2倍ルールを2つ使うだけで、全パターンが導けるのです。

暗刻は明刻の2倍(自力で3枚揃えた「偉さ」)。么九牌は中張牌の2倍(端や字牌は集めにくいから)。つまり中張牌の明刻2符→暗刻4符。么九牌の明刻4符→暗刻8符。覚える数字は「2・4・8」の3つだけ。語呂合わせなら「ニシヤー」。これで実戦の9割はカバーできます。

槓子はさらに刻子の4倍。中張牌の明槓8符、暗槓16符。么九牌の明槓16符、暗槓32符。数字は大きいですが、槓子は実戦ではそう出ません。まずは「2・4・8」を体に染み込ませてください。

五萬
五萬
五萬
一筒
一筒
一筒

待ちの符 ── 広い待ちは0、狭い待ちは2

これは本当にシンプルです。両面待ちと双碰待ちは0符。嵌張・辺張・単騎の3つは2符。以上。受け入れが広い待ちにはご褒美なし、狭い待ちにはささやかな慰謝料。それだけのことです。

「たった2符で何が変わるの?」と思うかもしれませんが、30符と40符の境界線上で、この2符が切り上げを左右することがある。たとえば基本30符+暗刻4符=34符。両面でも嵌張でも40符に切り上がるので差はゼロ。しかし基本30符ちょうどの手なら、嵌張待ちの2符で32符→切り上げ40符に跳ね上がる。地味だけど、知っていると効く場面が確実にあります。

一萬
二萬
三萬

雀頭の符 ── 「役牌なら2符」、それだけ

白・發・中、場風牌、自風牌が雀頭なら2符。それ以外は0符。覚えることはこれだけです。東場の南家なら、白・發・中・東・南の5種が対象。数牌の雀頭は何であっても0符。

唯一のグレーゾーンは「連風牌」。東場の東家で東が雀頭の時、場風と自風を兼ねるので2符か4符かがルール次第。本サイトでは4符で計算していますが、ルールによって異なるので打つ場所に合わせてください。いずれにしてもレアケースなので、まずは「役牌の雀頭=2符」だけ覚えれば十分です。

白
白

結局、パターンは4つしかない

ここまで読んで気づいたかもしれません。実戦で出てくる符は、たった4パターンに集約されます。20符(ピンフツモ)、25符(七対子)、30符(順子中心の手)、40符(刻子がある手)。この4つで全体の9割以上をカバーできる。50符以上になるのは暗刻が複数ある特殊ケースだけです。

判断の手順もシンプル。まず「ピンフ?→20符か30符」「七対子?→25符」「それ以外で刻子ある?→40符の可能性大」「刻子なし?→30符」。この分岐だけで、ほとんどの手に対応できます。残りの例外は、出会うたびに覚えていけばいい。

あとは練習で「体に覚えさせる」だけ

理屈がわかったら、あとは反復です。最初は「基本符+面子+待ち+雀頭+ツモ」を一つずつ足し算する作業が必要ですが、10問もこなせば感覚が掴めてきます。20問を超える頃には「手牌を見た瞬間に40符だとわかる」ようになる。そこまでくれば、実戦で困ることはもうありません。

本サイトの「符計算クイズ」は、まさにそのための練習場です。手牌を見て、符を数えて、答え合わせ。最初は1問に数分かかっても構いません。プロ雀士だって、瞬時に計算しているわけではなく、パターン認識で処理しているのですから。「順子だけ→30符」「暗刻あり→40符」。まずはこの直感を磨くことから始めてみてください。

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