麻雀点数計算

麻雀の符計算のやり方 - 符の数え方を一覧表つきで解説

2026年3月3日 15:27

まずは「土台」を知る ── 基本符20符の世界

符計算のスタートラインは、実はとてもシンプルです。どんな和了にも「副底(フーテイ)」と呼ばれる基本符20符がもれなく付きます。和了した、それだけで20符。ここが出発点です。

ただし門前でロン和了した場合は、ここに10符が上乗せされます。鳴かずに自力で手を揃え、他家の捨て牌で和了する。その「格」に対して10符のボーナスがつく。だから門前ロンは30符スタートです。逆にピンフツモだけは20符のまま固定。ピンフは「符がつかない手」という美学を持つ役で、ツモ符すら例外的にゼロになります。

覚えるべき出発点は3つ。鳴きの手は20符、門前ロンは30符、ピンフツモは20符固定。ここから先は、手の「形」に応じた加算ルールを足していくだけ。土台さえ押さえれば、あとは上に積み重ねるだけです。

面子の符 ── 刻子は「重い」、だから高い

順子は何の符もつきません。123でも789でも0符。一方、同じ牌を3枚集めた刻子には符がつく。なぜか。3枚揃えるのは3枚の連番を揃えるよりはるかに難しいからです。その「難しさ」がそのまま符に変換される。これが面子の符の本質です。

基準は中張牌(2〜8)の明刻で2符。ここから掛け算で全パターンが導けます。暗刻は明刻の2倍(自力で3枚揃えた「偉さ」)、么九牌は中張牌の2倍(端っこや字牌は集めにくい)。つまり么九牌の暗刻は2×2×2=8符。白や中の暗刻がひとつ手にあるだけで8符加算。これだけで30符の手が40符に跳ね上がります。

槓子はさらに破格で、刻子の4倍。么九牌の暗槓なら32符。手に1つあるだけで別世界の符になる。実戦で頻繁には出ませんが、出会ったときに「これは大きい」と気づけるかどうかが、符計算を理解しているかの分かれ目です。

五筒
五筒
五筒
一萬
一萬
一萬
二索
三索
四索

雀頭の符 ── 地味だが無視できない2符

雀頭の符は「役牌なら2符、それ以外なら0符」。これだけです。白・發・中、場風牌、自風牌が雀頭なら2符が付く。5萬や3索のような数牌が雀頭なら0符。たった2符ですが、30符と40符の境界線上では、この2符が切り上げを決定づけることがあります。

少し厄介なのが「連風牌」。東場の東家で東が雀頭のとき、場風と自風を兼ねるので2符か4符かがルールによって異なります。本サイトでは2符で計算していますが、打つ場所のルールを事前に確認しておくと安心です。

中
中

待ちの符 ── たかが2符、されど2符

両面待ちと双碰待ちは0符。受け入れが広い待ちには符のご褒美はありません。一方、嵌張・辺張・単騎の3つは2符。受け入れの狭さに対するささやかな慰め、とでも言いましょうか。

「たった2符で何が変わるの?」と思うかもしれません。ところが、この2符が思わぬ場面で効いてきます。門前ロン(30符スタート)で暗刻4符があれば合計34符→切り上げ40符。ここに嵌張待ちの2符が加わっても36符→やはり40符で変わりません。しかし基本が30符ちょうどの手で嵌張待ちなら32符→40符に跳ね上がる。

待ちの形は和了率に直結するのはもちろん、符計算にもじわじわ効いてくる。地味だけど、知っているのと知らないのとでは計算の精度が違います。

四萬
五萬
一筒
二筒
一索
三索

ツモ符 ── 自力で引いた者へのボーナス

ツモ和了には2符が付きます。他人の捨て牌に頼らず、山から自分の手で引き当てた。その「自力感」への加点です。門前でも鳴きでも、ツモなら等しく2符。

例外はやはりピンフツモ。ピンフは「一切の符が付かないことで成立する手」という位置づけなので、ツモ符も付かず20符固定のまま。これは符計算の問題でもよく狙われるポイント。「ピンフツモは20符固定」。これだけは条件反射で出てくるようにしておいてください。

切り上げ ── 端数はすべて味方になる

基本符、面子、雀頭、待ち、ツモ符。すべてを足し終えたら、10の位に切り上げます。22符→30符。34符→40符。端数は1でも9でも、必ず繰り上がる。このルールのおかげで、実戦で出てくる符は20・25・30・40・50…ときれいな数字に収まります。

よくある組み合わせをパターンとして覚えておくと、計算が一瞬で終わります。門前ロンのピンフ→30符。鳴きタンヤオで順子だけ→30符。役牌ポンで刻子あり→40符。この3つだけで実戦の半分以上はカバーできる。残りは出会うたびに覚えていけばいい。

唯一の例外は七対子の25符固定。7つの対子で構成されるこの役は、そもそも面子を作らない異端の形。符計算のルールも特別扱いで、切り上げなし、常に25符。覚えることは多いようでいて、実は「例外」の数は少ない。それが符計算の救いです。

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