麻雀点数計算

リーチの期待値は本当に高いのか - 数字で見てみよう

2026年3月30日 20:55

リーチってそんなにお得なの?

テンパイしたら即リーチ。最初はみんなそう打つ。1翻もらえて、裏ドラが乗るかもしれなくて、一発ツモの可能性もある。千点棒を出すだけでこれだけのリターン。かなりお得に見える。

でも何百局と打つうちに「あれ、リーチして損したかも」という場面に出会う。実際のところ、リーチはどれくらい得なのか。数字で見てみよう。

リーチの打点上昇効果

リーチで1翻加算。麻雀の点数は1翻増えるとほぼ倍になるから、それだけで打点が約2倍。さらに裏ドラの権利がつく。

裏ドラが1枚以上乗る確率はおよそ40%。10回リーチしたら4回はボーナスがつく計算。期待値で約0.5翻分の上乗せ。これはかなり大きい。

具体例で見ると、ピンフのみダマは子で1000点。リーチで2000点、裏ドラ1枚で3900点、一発ツモなら満貫。千点棒一本で点数が4〜8倍になる可能性がある。投資効率としてはかなり優秀だ。

リーチのコスト

ただし、リーチにはコストもある。一つ目は「手変わりの放棄」。リーチ後は手を変えられない。タンヤオや三色がつく牌を引いてもツモ切りするしかない。

二つ目は「守備力ゼロ」。他家がリーチしてきても危険牌をツモ切りし続けるしかない。攻撃全振り宣言だ。

三つ目は「千点の供託」。アガれなければ失われる。僅差のオーラスではリーチ棒1本が順位を左右することもある。

先制と追っかけの差

先制リーチのアガリ率はおよそ45〜50%。半分近くアガれて、振り込み率は10〜15%。先制なら基本的にプラスの選択だ。

追っかけリーチはアガリ率35%、放銃率20%近くまで上がる。追っかけるなら打点と待ちをよく見て判断する必要がある。愚形の1翻で追っかけるのは割に合わないことが多い。

巡目も大事。序盤のリーチはアガリ率が高く、12巡目以降は待ちが良くないと損になりやすい。

迷ったらどうする?

結論はシンプル。先制・良形・序中盤ならリーチ。迷ったらリーチでいい。条件が悪くなるごとに──待ちが悪い、巡目が遅い、他家にリーチされている──慎重になる。

千点棒を出す前に一瞬だけ考える。待ちは何枚残っているか。巡目はどのくらいか。その一瞬の思考を積み重ねるだけで、長い目で見た成績は確実に変わる。

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